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日内リズム
サーカディアン・リズムとも呼ばれる 1960年ドイツの生理学者J・アショフの行った実験で人間の体内には24時間のリズムとは別のリズムがある事が分かり、それは24±5時間程度であると分かった そのリズムを作り出しているのが体内時計であり アメリカのミネソタ州大学の生理学者F・ハルバーグが「約1日」という意味のラテン語からcircadian rhythmとした この体内時計は睡眠、摂食、体温調節、ホルモン分泌を司るとされており、間脳の視床下部の、網膜からの情報を伝える2つの視神経が交差する部分の真上、視交叉上核という神経組織にあると言われている
尿酸
尿酸の血中濃度の過度な上昇は痛風のRisk Factorとなる 尿酸はプリン体と呼ばれる(アデニン、グアニン)から生成される 原因としてプリン体を含む食事の取り過ぎによる尿酸の過剰生成、そして尿酸の排泄能の低下が考えられる それらの原因によって、急性痛風関節炎、痛風結節、腎障害、尿路結石などを引き起こす 治療薬としてはその原因に沿って痛風急性発作時の疼痛を対処的に抑えるNSAIDs、そして根治的な治療薬として尿酸排泄促進薬、尿酸生成抑制薬が用いられる →尿酸の検査値の目安
尿酸排泄促進薬
高尿酸に基づく痛風の治療は薬物治療の観点からは痛みに対しては対処的にNSAIDsを使用、尿酸値の低下に関しては尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬が使用される 尿酸は血中から腎臓の腎糸球体に流れ込み、近位尿細管において再度血中側に再吸収されるが、尿酸排泄促進薬(プロベネシド:ベネシッド、ブコローム:パラミジン、ベンズブロマロン:ユリノーム(汎用性が高い)はその過程を阻害し、結果尿中への尿酸の排泄量を増加させ、体内(血中)の尿酸を減少させる
尿アルカリ化薬
尿酸結石の溶解に用いられる 尿酸結石は主としてシュウ酸カルシウムからなり尿酸もふくまれれ、pH5.5前後を基準にそれより酸性側(つまりpHの上昇によって)において結晶化し易く、結晶化が起こった場合、腎機能の悪化や激しい疼痛を引き起こす その為、尿酸結石ができるリスクとなる痛風への対策:プリン体含有食物の摂取制限が必要である それと同時に酸性尿を改善する尿アルカリ化薬によって尿酸結石を溶解もしくは予防する事が必要である