ループ系利尿薬

薬剤が作用する場所が腎臓のループである事からそう呼ばれる 利尿薬の適応としては体内の血液循環が悪くなるうっ血性心不全に基づく浮腫、腎臓や肝臓の機能不全に基づく浮腫に用いられる 利尿をかける事で血液量が減り体液側から血液側へと水分が浸透圧に従って移動するその為、浮腫が軽減される またうっ血性心不全の場合心臓に血液の負担がかかりその分の血液拍出ができなくなっている状態であるため 血液の絶対量を減少させ、心負荷を軽減させる事は有効であると考えられる 心不全の場合は利尿薬に加えて心臓の働きを良くする強心薬なども、併せて用いられる 腎臓の働きは具体的には 腎臓への血液の流入→糸球体→近位尿細管→ヘンレ下行脚→ループ→ヘンレ上行脚→遠位尿細管→集合体の順で原尿は通過する その過程で通過するループにおいては糸球体から受けた原尿の2割〜3割が再び血管がわへと再吸収される ここでループ利尿薬はNa−K−Cl共輸送体の機能を抑制、結果Na−K−Clと共に吸収される水分の量は減少し、排出される尿の量が多くなる
















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