慢性関節リウマチ RA

慢性関節リウマチRAは3型アレルギーであり関節などにおいて自己組織を免疫系が過剰に攻撃する事で生じる 痛み、変形を主症状とし20〜40代の女性に好発するのが特徴である 本来の免疫機構つまり抗原に対しての抗体の反応は異物に対しての反応であり自己を守るための機構であるが誤って自己組織に過剰に反応した場合に慢性関節リウマチの症状を発症する事がある 症状は前述の通り、痛み、関節の変形であるが、痛みを抑える目的でまずNSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)を用いる ただしNSAIDsはあくまで対処的な薬剤にすぎずその時その時の痛みを抑えるだけでしかないため根治的な治療効果は期待できない さらにその後症状が継続する場合はDMARDs(抗リウマチ薬)、ステロイド、免疫抑制薬へと徐々に強い薬剤を使用する NSAIDs:非ステロイド薬の代表的な物として(相当数あるが)ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)ステロイド薬の代表的な物としてプレドニゾロン(プレドニンなど)免疫抑制薬の代表的な物としてアザチオプリン(イムランなど)、メトトレキサート(リウマトレックス、抗リウマチ薬の代表的な物として金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾール)、ペニシラミン(メタルカプターゼ)、ロベンザリット二ナトリウム(カルフェニール)などが挙げられる 

慢性腎不全

慢性腎臓病:CKDは以下のいずれかに該当する状態と定義されている 1.構造的あるいは機能的異常が3か月以上持続する腎障害(腎機能は問わない)腎の病理学的な異常、血液あるいは尿の検査値異常、画像検査による腎の形態異常 2.糸球体濾過量<60ml/min/1.73m3が3か月以上持続 とされている 慢性腎不全は腎機能のリスクだけではなく心疾患にとってもリスクファクターとなり得る また慢性腎不全においてその一番の発症進展のリスクファクターは高血圧であり、腎不全罹患した患者における血圧管理の治療効果が顕著に影響を与える事が報告されている 慢性腎不全に対しての治療アプローチとして挙げられるのは、生活習慣の改善、食事療法、高血圧治療、尿蛋白、尿中微量アルブミンの減少、糖尿病、耐糖能異常の改善、貧血の治療などが挙げられるが 上述したように慢性腎不全にとって高血圧が最大のリスクとなることから特に注意が必要である その場合の薬物療法として用いられるのは降圧薬の中でACE阻害薬(Angiotensin converting enzyme)ARB(Angiotensin recepter blocker)が主体である 降圧後の目標値は日本高血圧学会:高血圧治療ガイドラインにおいて血圧<130/80mmHg 、尿Alb/Cr<30mg/g、蛋白/Cr<200mg/gとされている
















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