ワトソン.J.B

J.B.Watson 1878-1958、行動心理学を提唱した それまでのヴント心理学の発祥とされる人物の構成主義人の心の機能をボトムアップ的にそれぞれの機能から構成し全体をとらえようとした構成主義やジェームズの意識がいかにして、なぜそのような状態にあるのかといった機能主義とは異なるもので、人の心の反応を外界からの刺激によるものとした これはS:Stimulant−R:Response関係とした この刺激と反応に焦点を絞った考え方は行動主義と呼ばれる またワトソンは上述のように人の心が刺激によってのみ決定するまたは反応するとした考え方であったエピソードがある 「私に1ダースの子供を与えてくれれば、どのようにでも育てる事が出来る」といった言葉を残している しかしその考えはSとRの関係のみを単純に見ているためその考えかたに異論をとなえたトールマン E.C Tolman,1886-1959を代表としてハルがその後、新行動主義を提唱した つまり刺激によってのみ心の反応が決定してしまうのは個々の個別性を考慮していない 個々の個別性であるO:OrganismがR:Responseに影響を与える要因、媒介変数になり得るという事である いずれにせよワトソンはS−R図式を基本とした行動主義を提唱しその後の心理学に大きな影響を与えた事は間違いのない事である
















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